ある日、変わり者の魔法使いのもとに友人の歌い手が相談にやってくる。
彼女曰く、同じ店の歌姫が突然声が出なくなったとのこと。
医者に見せても原因は分からず、歌姫はショックで憔悴していた。
魔法使いが詳しい状況を聞くと、彼女は話しだす…。

歌姫が森で練習をしている途中で、意識を失ってしまった。
持っていた楽器も壊れ、音だけが出なくなっていた。
歌姫と一緒に練習をしていた人が、逃げる小さな影を見た。

森、失われた声に音、そして影。
それを聞いた魔法使いは興味を示し、森へと向かったのだった。